bye bye, and hello

Monday 19 December 2011 | |




今年ももうすぐ終わり
わたしの中では「停滞」の一年だった
前に進みたいけど なかなか進めない
踏み出したのに また逆戻り
そんなもどかしい時間

自分の気持ちをなかなか言葉として残すのに抵抗を感じた一年でもあった
文章を書いてはdeleteを押す
書いても書いてもそこに気持ちがのらない
ありきたりの文が指をつたって画面にのぼる

感じたことはあるのに
その瞬間の気持ちがたしかにあるのに
言葉にする作業がしんどかった


でも
今年もたくさんの人と出会い
いろんな土地の空気を吸った

自分の考えを言葉にして他人と向き合えるひとたち
ありきたりな さしさわりない言葉をまとったひとたち
それを遠目に眺める自分

言いたいことは何
伝えたいことは何

静かに静かに自問自答

もう少し そんな時間が続くかもしれない そんな予感

しんどい

わずかな反応をのがすな
言葉に汲み取れないほど小さな震動を見極めろ

それが大事な気がする

停滞の中にも変化はある
ゆっくり ゆっくり
次の流れに向かっている

そんな時期でも自分を嫌いにならずに
生きてく
生きていく

今年がもうすぐ終わる
来年がもうすぐやってくる

バイバイ そして ハロー

コロッケと法事

Wednesday 12 October 2011 | |


先週末、新潟のおばあちゃんちに行ってきた。

今回の目的は法事。ひいおじいちゃんとひいおばあちゃんの顔、初めて見た。
お母さんのおばあちゃんで、おばあちゃんのお母さんなんだと思うとなんだか不思議な気がした。
会ったことはないけれど、見ているとなんとなく親近感。
兄貴の生まれた年にひいおじいちゃんは亡くなり、
わたしの生まれた年にひいおばあちゃんは亡くなったらしい。

この年になって誰々に似ていると言われることが多くなった。
まずはお母さん。当然といえば当然なのだけれど、親戚に言わせると「ようやく似てきたねえ」ということらしい。
次は遠類(ひいおばあちゃんの妹?娘?)の孫に激似らしい・・・会ってみたい。
そして最後は我が家の愛犬もこ!いぬー!

嬉しいこと限りなし。

法要とは、故人の冥福を祈ると共に、故人を通じて巡りあった人と人との縁に感謝する機会でもあるらしい。ひいじいちゃん、ひいばあちゃん、確かにあなた方のおかげでこうしてわたしはここにいます。ありがとう。

何十年ぶりにおばあちゃんとお母さんとその妹弘ちゃんがそろっての夕食の支度。
三人がそろった台所はなんだかくすぐったいけど嬉しい。

じゃがいもをたくさんもらったからコロッケをてんこ盛りにつくって
同じく頂きものの大根の葉っぱもお味噌汁にしていただく。

あー し あ わ せ

みんながいることが嬉しい。
おじいちゃんが元気でいることが嬉しい。

来月はそんなおじいちゃんの米寿の祝い。
また守門村にいくのだ。

おじいちゃん、おばあちゃん待っててねー
田中のじいちゃんも待っててねー
次はきのこ博士のおじちゃんともたくさん話してみたい

また会いにいくよ。

AIYO FARM

Tuesday 4 October 2011 | |



先月の稲刈りにおじゃました「あいよ農場」さんに先週末再びおじゃま。

今回は前回約束していたTシャツのデザインをお見せすることと、ブランドの今後、みたいなことを話せればいいなーと思っていた。ら、雑草刈りとお米の品評会なんかに夢中になって終了。まいっかw それでもTシャツデザインにはまずまずの反応をいただけたのでホッとした。

雑草刈りは思った以上に大変で、有機栽培だから除草剤は使えず。ただひたすらに目の前に広がる草どもをとっぱらうという作業には農家の苦労の一片を見た気がした。良い土得るには地道であれ。なんつって

お米の品評会にはたくさんの農家の方々が来ていて、完全アウェーなわたしでしたが投票権をいただき参加。同じ条件で炊いたお米10種類の中から一位二位三位を紙に書いて投票。それぞれの得点で順位を競うというもの。感想は「甲乙つけがたし」。それでもみんな迷い迷って順位を決めていくと不思議なことに開票結果にそれが現れた。一位がダントツで二位三位がそれに続く。それぞれの農家さんが悔しがったり、それみろと自慢気になったりw 来年のリベンジを誓う農家さんもいて、それをはたから見ていたわたしはなんともいえない温かい気持ちになりました。

農家の収入って、正直言ってあまりよくない。
あれだけ苦労して返ってくるものはほんのちょびっと。
でもそれは金銭の話である。
あいよさんはじめそこにいた農家の方々を見ていると確かに「それだけじゃない」という気がしてくる。

生き方、考えちゃうなあ

ひとまずわたしのできることから彼らの力になろう。

朽ちゆくものと生きるもの

Saturday 20 August 2011 | |






今年の夏は清々しくそれでいてどこか寂しくそれでも多くの発見のある夏だった

新潟県魚沼市須原

そこはかつて守門村と呼ばれ、市営の須原スキー場の麓にある小さな集落
そのスキー場も、今年で民営のメドが立たないと閉鎖の危機にあるという

小さい頃から夏や冬にはおばあちゃんを訪ねて遊びにいった
自分ひとりでもふと思い立って鈍行列車乗り継いで行ったこともある

少なくともわたしの夏の思い出といえば須原や松川に向かうあの一面の田んぼ道が思い浮かび
冬といえば裏の畑に積もった雪で毎年かまくらをつくるのが楽しみでしょうがなかった

そこにはいつもおじいちゃんがいて、おばあちゃんがいて
わたしをどんなときでも歓迎してくれて

でも今年はおじいちゃんは病院 
おばあちゃんはあの広い家にたったひとりでいた

おばあちゃんが「あそこの家も空き家だよ」と教えてくれるたび
葬式の花輪が出ているのを車から見て「あれは誰々、あそこはどこそこ」とつぶやくたび
わたしはなんて答えていいかわからんくて
ただただ無意味な相槌をうってた

別にばあちゃんは死を悲観してるわけでも、
人のだんだんいなくなってく村で元気をなくしてるわけでもない
ないけれど、それでも昔に比べたらまた少し小さくなった気がした
おじいちゃんが入院しているせいかもしれない

須原の村は素晴らしい

唐突だけれど本当にそうなのだ
お酒や食べ物はもちろんおいしくて
水道水だってそのままでおいしいし
小さいけど祭りだってあって
生活する上で必要なものは最低限揃うし
只見線っていう超ローカル線の車両もたまらなくかわいい
居酒屋だってあってラーメンもそばもおいしいのが食べれるし
冬になればスキーだってできる(今のところは)

8月15日には終戦記念日の黙祷のサイレンがなるし
去年までは2日間あった守門神社の夏祭りの中止が話題になった時だって
神主さまの「祭りはひとのためにやるんじゃない。神様を拝むためにやるんだ。
だから人間の都合で中止にしたりしてはいけないんだ。」って一声で一日だけだけど
開催することになったし、神輿も出たし、餅まきもしたし
そういうあたたかい場所なんだ

本当に 本当に良い場所なんだ

わたしには何ができるだろう
できることはたくさんある やれることはたくさんあるのに
これをこうして、あれをああしたらもっと人が呼べるのに

でも多くの観光事業がそうであるように、人を呼ぶために犠牲にするものだって
きっと出てくるはずなんだ 最悪やっぱりやらなきゃ良かったとか前のままがいいとか
そういうことになる危険性だってある でもなにかやらないと始まることもなく
でも自分はきっとその失敗がこわくて そういったなんやかやまで受け入れる覚悟というか
そういったものがまだまだふわふわのへにゃへにゃで

要するに自分にはできないと思っている

途中で投げ出すと思ってる

だから

いつも空き家になってく家を見つめながら

おじいちゃんがいなくなって草ぼうぼうになった畑を見たまま

何もせずに

また東京へ帰ってくる

帰ってきてしまった

時間はあるようでなく ないようであり またあるようでないのに



マダガスカル

Sunday 24 April 2011 | |

久々の更新ー。

めくるめく日々

沈んだり 沈んだり 沈んだり

少し 息吸うために 浮上したり


今していることが 先の自分にどういう意味をもつのか


まだわからず わからず わからない

わからないよー


でも


こんな素敵な雑貨に出会えれば

少しこころも晴れる


マダガスカルの人たちが気ままにつくった

砂の瓶

現地のおみやげやさんに並んでいるらしい


二度と同じ模様にはならない

世界に一つだけの砂の小瓶


これを生活の糧にしている人々

これを見て元気をもらえたわたし


遠いインドネシアから来た

小さなハンドメイド


よく見ると鳥さんも飛んでる

マダガスカルの細かい字まで


すごーい

どうやって詰めてるのー


それにしてもその雑貨屋さんのオーナーさん

笑い方が豪快で それにもすごく元気もらえた 笑


また行きますー





合羽橋サイコー

Monday 10 January 2011 | |


カレンダー通りの休みって新鮮
というわけでこの日は

日暮里の谷中ぎんざ→合羽橋→新宿コース

前回行ったら閉まっていた「松野屋」さんリベンジ
でもうーむ 少し的と外れたかなーという印象(どんな的でしたの

気をとりなおして友人と合流して合羽橋へ
そこで友人はジョーロ(ロート?)とスポイト大を購入していました
焼き物の土いじりで使うんだとさ

わたしはBIALETTI moka express #3cupsを購入
なんと2940円
Amazonよりもだいぶ安い
さすが合羽橋!!
長い間買うの渋っててよかったー

でも1/3くらいしかお店やってなかったな
業務用だから当然といえば当然・・・今度は土曜日狙いで行ってみよう

久しぶりの友人の冴え渡るトークとおいしい珈琲を堪能しつつ
がらり変わって新宿へ 

うおー 人がいるっすー

セール中だったか 忘れてたぜ      ぐったり

最後はお決まり「やまと」で締め帰宅
そんななんでもない一日

あ 「プロとして恥ずかしくないDTPの大原則」買いました
「プロとしては絶対に恥ずかしくて買いたくはない」その本を背に腹は代えられずそしてプロではまだないのだと再自覚してレジに向かったのでした。とにかく勉強じゃい!


ちゃんちゃん

レゴブロック!!!

大江戸骨董市

Tuesday 4 January 2011 | |


有楽町の東京国際フォーラムで開催されている大江戸骨董市に行ってきました
行くのは初めて でもこのマーケットの感じ、かなり懐かしくて内心ハシャいでた

焦る気持ちと出会いをじらす楽しみの間でゆらゆらしながら
実際にからだもゆらゆらしながら

物と物にかこわれて歩く

ときどき店のおっちゃんと話しながら 歩く




歩いた収穫がこちら

心なしかアイボリー色オンリーだけれど

額が3500円 これが一番の収穫 こういうところのモノにしては安い 気がする 500円値引いてくれたし

多治見の白陶器は一個300円 ロゴも何にも入ってないけど そこがいい

陶器のキャニスターは1200円 のところを 1000円 made in Japanだった 状態かなり良し

[n][o][a]のセラミックボールは一個500円 別に安くもなんともないけど最近自分のアルファベット集めが密かな趣味なので どう使うかはまだ不明

キューピーの瓶は100円 まけようかと思ったけど ま うん よしとする これからスタートしたし



錆具合とオフホワイトと紺のロゴの感じがすごく良かったん

なんか入れ物ばかりが増えていく・・・



こっちは骨董市とは関係ないけど また最近増えた動物たち

いつものメンバーにキリンさんと小さなロバが仲間入り

いらっしゃいませ


それとこれは地元のバーのマスターにいらないからともらったもの

45mlずつ出てくるウィスキー用のやつ 名前知らない けど多分パッキンがゆるんで錆ついてて使えない のでインテリアンになっていただく いつかね


てなわけで2011年もモノを減らしては増やしていく どうしようもない衝動をくり返すわたしなのです

そうやって選別されていくの

ときどきの矛盾には目をつむり マーケットにはときどき顔を出そうと誓った1月3日でした