水の街 かつてはそこに原っぱも木もあった
年々水が街を沈める
家の上に家を積み上げ 積み木の街となる
あきらめた家もある
残ったのはおじいちゃんひとり
思い出とともに沈んでいく家
なんてかなしいの
かなしい かなしい
それでもおじいちゃんは生きていく
そこがおじいちゃんの家だから
大好きな人たちとの家だから
自分だったらどうするだろう
街を捨てるか
思い出を捨てるか
この込みあげてくる感情
かなしいよ
きっとおじいちゃんは幸せ
幸せ
かなしいよ
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