目標

Monday 2 November 2009 | |


ここしばらく、人生の目標について考える。

わたしは常に2つ先を見て行動していた。少し前からそれがない。

例えば「デザイナーになりたいから美大に入る」、というようなこと。

きっとデザイナーになるという夢がぶれ始めたからだと思う。

良いデザインとは何か、良きデザイナーとは何か。






無能なデザイナーは悪である。






と思う。

インターンをしていて、実際のモノが生み出されようとしている現場にいて、それはひしひしと感じる。

これは本当に必要なのか。

いるかいらないかという1つの軸で考えるのはとても危険だけれど、例えば図面だけ、しかも幅何メートル×何メートルくらいの空間、そこに置く家具、というようなインフォメーションだけでデザインをするという方が危険だとわたしは思うのだ。本来ならば現地を見知って、どういう人がそれを使って、どのような会話を楽しみ、どのような景色を見ながら過ごすのか、というようなことまで知っているべきだと。

今はそれができないからデザイナーはイメージする。

そこは頭を働かせろ、と。




デザインから製造までの工程が早過ぎる。




と ふと思った。

いや、商品として世間に出るからには、様々な基準をクリアしているわけだけれども、それでも技術開発が進むにつれてそのスピードはどんどん速くなっていく。今もすでに。そしてこれからもおそらく。

別に今のインターン先に不満があるわけではない。

いうなればデザインを取り巻く現状の環境に対して、である。

でも突き詰めればそれはやはりデザイナーの責任であり、変えるべき場所はそこである。




なんの話だったっけか。

そうだ人生の目標について。

無能なデザイナーにならないこと。というのも具体性に欠けるからやめよう。

デザイナーになる、そのまた1つ先の目標を見つけなければいけないんだ。

そんな気がする。

何かを成し遂げるためにデザイナーになる。

それならば無能なデザイナーにはならずに済む。

その何か。

見えそうで見えない。つかめそうでつかめない。

こうして言葉にしていく作業をしなければ。


高い棚に置いてあるものをいつまでも面倒くさがってとらずにいるわけにはいかない。

ほこりかぶっちゃうし。

眺めるだけもよくない。

手を伸ばせ。足元を固めろ。

届く努力を怠るな。

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