春琴<Shun-kin>2nd time

Monday, 23 February 2009 | |

21日土曜日19:45~
春琴、二度目です。今回は前から二番目の席。しかもロンドン最終公演でした。前回見えなかった細かい役者の動きや仕組みが見えたり、気付かなかった演出の意図が感じられたり、逃さないぞと意気込んでたせいか、終わった時はどっと疲れました笑。とりあえず順番バラバラ箇条書き。

・老年の佐助役のおじいちゃんと春琴役の深津絵里の一瞬たりとも微動だにしない、まるで本当の墓石になったかのような姿
・人形から人間になった春琴(まだ深津絵里が操る)のお面が春琴(深津絵里)そのもの
・ろうそくが消えるたびにあの、焦げくさい、いい匂いがこっちまで漂う
・佐助が春琴に蹴られ続けるシーン、佐助含む三人の男が入れ替わり立ち替わり蹴られるのだけれど、それが佐助の青年から成人への交代を自然にするためのもの(なのかもしれない)
・自販機=明る過ぎる現代の象徴
・三味線も棒で表現
・深津絵里、ほぼ目を開けずに演技?(自身が春琴を演じ始めてから特に)
・テンコを空に飛ばす際、踏み台に佐助の足を使用(師弟関係、同時に絶対の信頼を表現?)
・最後のシーン、全員光の中に消えていく
・竿が支え無しに立つのは舞台に溝が用意されているため
・人形役を演じた女性が舞台袖に連れて行かれる時、本当に人形のようだった!


とりあえずこんな感じ。
本当に驚いたのは深津絵里さんの、なんていうんだろう集中力?墓石になった時、まったくあの人動いてなかった!!息すらしてるのかと疑ったものー。けっこうな長い時間だったのになあ。本当に感動しました。演じるとはこういうことかと。こんなに間近でこの舞台を見れたこと、一生忘れません。ありがとう。


サイモン・マクバーニー監督の作品が気になりだしました。
ほかの作品も見てみたいなあー

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