Gerhard Richter Portraits in National Portrait Gallery

Saturday, 18 April 2009 | |

"Lesende ('Reader')" 1994 Oil on canvas

Gerhard Richterの作品を生で見るのは初めてだったかもしれない
名前だけが先行していてあまり作品を知らなかった
少し影のある印象を持っていたくらい

以下略歴
1932年旧東ドイツのドレスデンに生まれ
現在ドイツの最高峰画家(芸術家)として老若男女問わず人気
最も有名な彼の手法としてフォト・ペインティング(新聞や雑誌の写真を大きくカンバスに描き写し、画面全体をぼかした手法)があるが、その精度は写真と見間違うほど


てなわけで今回National Portrait Galleryにて彼の作品の中でもその名の通りポートレイトに焦点を当てた展示を見に行った。学生割で£6。その価値は十分にあったと思う。

なんていうのだろう

写真の存在は絶対だと思っていたものが揺らぐような

絵画は絵画でしかなく、記憶する、そのままを残すという行為において写真にかなうものはない、といういつの間にか持っていた先入観が崩されたかのような

そう 価値観先入観 そこに何の意味がある? と 言われてるような

決して攻撃的ではないけれど

静かに でも強く響く そんな感じ

光りがとてもきれいだった

とくにこのSabine Moritzという彼の妻(二番目の)を描いた「Reader」

凛とした この空気感がとてもいいなあ と 思った

こういうすばらしい芸術家がまだ生きているなんて

すごい そしてなんだか ありがたいなー と 思った り

間違いなく今年一番の好きなエキシビションになりました

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