using blogs to share info in education system

Wednesday, 6 May 2009 | |


新しいプロジェクトが始まりました。

要約すれば、未来を先読みする新しいプロダクトの提案といったところでしょうか。

ブリーフの内容がどうこう、というよりも、今回新たな取り組みとしてチューターであるSamが立ち上げたブログが面白い。ブログ自体は普通のもの。ただそれを情報共有という形で課題に取り入れたことがなんとなくこの先のレイベンズの方向性を示しているのかもしれない、と思いました。

まずリサーチが基本となるわけですが、今までみんなで直に集まってグループで手分けしてカテゴリー分けしながらリサーチを進めていたのを、「ブログに投稿する」という形で個人が集めた情報をバンバン、ネット上にアップし、共有し、(コメントをすることで)ディスカッションするという新たな方法を試験的に試みています。写真でも動画でもテキストでも、そのオブジェクトにまつわる情報ならなんでもアップロードしてよし。一人じゃ調べきれないもの、考えもしなかった方向からのアプローチ、時間を気にせず、またその情報を見つけた瞬間に(熱が冷めないうちに)誰かに伝えられる。なかなかいいアイデアだと思います。

ただひとつ危惧されるのは、やはりインターネットである、ということでしょう。

情報の信憑性はもちろん、回線を通してやりとりするわけだから、必然的に情報がオンライン上に存在するものに片寄ってくるという危険性はあります。さらに顔を合わせない間接的な(情報交換)コミュニケーションであるということが、どの程度、人間を相手にしたプロダクトをデザインする、ということに影響してくるものなのか・・・

当たり前だけれど、このリサーチ方法だけですべてをまかなう、なんて思ってやっていくのは問題外です。きちんと自分の目で見て、手で触って、いじって、感じたことがこの先作るプロダクトに反映されてゆくべきです。ただ、ひとつの可能性としては、面白い試みだと思ったのです。こういった方法が今後、教育の中にも取り入れられていくことは必至である、と思うのはきっとわたしだけではないと思うのだけれど。



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